米中間選挙の結果が判明。ボラタイルな相場に警戒

米株は続伸し、ドル円をサポート
東京時間:仲値付近のドル円は、113.30円近辺で小動き。午後に入ると、日経平均株価の上昇がドル円をサポートする貌で、底堅い動きとなった。欧州時間:ドル円は113.45円付近まで上げ幅を拡大。しかし、欧州株が軟調に推移すると、次第に欧州通貨売りの展開となり、ユーロ円は129円台半ばから128.90円近辺まで下落。連れてドル円は113.10円台前半まで値を下げた。ポンドは終盤にかけて、ラーブ氏の発言(下記参照)もあり、ショートカバー優勢の展開。対ドルで大きく続伸した。NY時間:米株の買戻しが続き、米金利も上昇したことで、ドル円はポジティブな反応。高値の113.50円まで上昇する場面も見られた。中間選挙投票が行われる中、堅調推移の米株にサポートされ、ドル円は底堅い動きが続いた。ユーロ円も129.50円台まで上昇した。

東京時間のドル円は113.26レベルでスタートし、⽇経平均株価が上昇する中で序盤は堅調に推移。仲値にかけて⼀時113.22まで下押しされるも、海外時間に⽶中間選挙を控える中、値幅は限定的ながら底堅く推移。ドル円は113.43まで上昇し、113.41レベルで海外へ渡った。ロンドン市場のドル円は、⽶中間選挙を控え上値重たく推移。113.41レベルでオープン後、下落基調で推移。⼀時113.11まで売られ、113.18レベルでNYに渡った。ユーロドルは、1.1407でオープン。本⽇公表のユーロ圏PMIはコア国の結果はほぼ市場予想通りであったものの、伊サービス部⾨が2016年以来の⽔準まで悪化したことを受けユーロは売られる展開に。1.1392に低下後、徐々に⽔準を戻し1.1419でNYに渡った。⽶中間選挙を控え海外市場で113.45まで上昇するものの、その後はドル売りが優勢となったことから113.11まで反落し、113.18でNYオープン。朝⽅はドル売りが先⾏し、113.12まで下落する局⾯もあったものの、ドルが買い戻される動きや、株式市場が堅調に推移する動きを受け、ドル円は113.50まで上昇する。しかし113.50を付けるとその後は株式市場が上げ幅を縮⼩させる展開に、ドル円は113.34まで反落する。終盤に掛けては、中間選挙結果発表を控え、狭いレンジでの推移が続き、113.46でクローズした。⼀⽅、ユーロドルは北アイルランドのDUP院内幹事⻑が「ノー・ディールに向かっている」と話したことから、ポンド、ユーロが下落する動きにユーロドルは1.1392まで下落するが、ラーブ英EU離脱担当相が「(会合は)上⼿くいっている」と話したことが伝わったことから下げ渋り、1.1419でNYオープン。朝⽅は、海外市場の流れを引き継ぎ買戻しが継続し、1.1438まで戻す。その後は⽶中間選挙結果を控えドル買いが優勢となったことから1.1407まで反落する。午後は、狭いレンジでの様⼦眺めが続き、1.1427でクローズした。

本日、米中間選挙の結果が判明。ボラタイルな相場に警戒
注目の米中間選挙の結果は、早ければ東京時間昼頃には判明する見通し。上院は共和党、下院は民主党奪回がメインシナリオとの見方が多いが、下院で共和党善戦との報道も見られている。結果がコンセンサス通りだった場合、ある程度市場は織り込んでいるように思うが、再度リスクテイクの志向になろう。両院共に共和党となった場合は、米金利上昇、米株高、ドル円上昇のもう一段リスクオンの地合いになることも想定される。ボラタイルな相場に警戒したい。

⽶国では中間選挙が開始しており、東京時間午前9:00より順次各地で投票が終了となる。まず上院については全100議席中、共和党の42議席が⾮改選であることから、⺠主党の勝利は⾮常に困難と⾒られ、下院選挙が注⽬となろう。下院議席の過半数は東京時間午前10時までに投票締切となるため、開票までのタイムラグ次第ではあるものの、10時前後には⽅向感が決する可能性が⾼そうだ。むしろ拮抗した状態がその後も続く場合には、かなり神経質な相場付きが予想される。(1)現状コンセンサスは「下院で⺠主党勝利=上院下院のねじれ議会成⽴」と⾒られる。コンセンサス通りとなれば議会運営が難しくなるとの⾒⽅から、⼀時的にはドル安円⾼に反応しそうだが、値幅は限定されるだろう。むしろ不透明感が払拭されドルや⽶株には買い戻しが⼊り、ドル円は確り推移すると予想。(2)警戒すべきは上院下院共に共和党が制するケースだ。この場合は織り込みが不⼗分であることからドル買い/⽶株買いが相応の値幅で発⽣すると⾒ている。しかしこのケースにおいても、IMM通貨先物市場における⾮商業部⾨の円ポジションがネットロング(買い持ち)に傾いていた2年前の⼤統領選挙時と違い、現在の円ポジションは⾼い⽔準のネットショート(売り持ち)を維持している。2年前に⽐すれば上値は限定されるだろう。ねじれ国会が成⽴した場合も⽶⼤統領は変わらず外交政策などを推進することが可能であることから、これまでの相場付きに鑑みれば、(1)(2)いずれのケースにおいても、⽶経済が好調さを維持している限りドルの堅調さは継続するだろう。ドル円も直近⾼値(114.55)や115円台を⽬指す動きを想定している。

コメント