ドル円は結局112円台半ば近辺でクローズ

.ドル円 予想 ブログ

ドル円は結局112円台半ば近辺でクローズ
アジア時間のドル円は112.53レベルでオープン。現在、訪米中の安倍首相よりトランプ米大統領との夕食会で「(貿易問題について)建設的な議論ができた」とのコメントが伝わるも、マーケットの反応は限定的となった。また事前発表通り、米国は2,000億ドル相当の中国製品に対して10%の追加関税を発動。その後、中国は対米貿易摩擦に関する白書を発表し、「米国が関税の脅しを続ける限り、米国との協議は実現しない」との立場を示したため、今週予定されていた米中閣僚級協議は中止となった。しかし、東京・上海市場といったアジアの主要マーケットが休場となる中、ドル円は112.60を挟んで小幅なレンジ内での値動きに終始し、結局112.54レベルで海外市場に渡った。ロンドン市場のドル円は、112.54レベルでオープン。東京休場の中、ドル円は極めて狭いレンジで推移し112.59レベルでNYに渡った。欧州時間の値幅は20銭程度であった。ポンドドルは、1.3068レベルでオープン。欧州時間朝頃、英ラーブ欧州連合離脱担当相が離脱を巡る交渉が最終的に合意に至ると確信している旨をコメント。これを受けてポンド買い基調になりポンドドルは1.3154まで買われた。1.3151レベルでNYに渡った。米国が本日から中国製品の輸入に10%の関税を適用させたことから、中国が今週の米国との貿易交渉を取りやめたものの、東京市場が休場で閑散な取引の中、ドル円の反応は限定的となるが、米企業による英企業買収や、英国のラーブEU離脱担当相とドイツのロス外務副大臣がいまだブレグジットのディールは可能性があるとの見方を示したことがあり、ポンド円、ユーロ円が上昇する動きにドル円も連れ高となり、海外市場で112.70まで上昇し、112.59レベルでNYオープン。朝方は、ユーロ買いドル売りが先行し、ドル円は112.50まで反落する。その後 やや戻す局面もあったものの、上昇していたポンド円、ユーロ円が利益確定の売りに下落する展開に、112.43まで下落する。午後は、明日の朝のUNでのトランプ大統領の統治権などに関するスピーチや明後日のFOMC結果発表を控え、ドルが買い戻される展開に、ドル円は112.76まで戻し、終盤に掛けては米韓が自由貿易協定の見直し交渉が完了し、署名したとの報道を受け、リスク志向から112.84まで上昇し、112.80レベルでクローズした。一方、ユーロドルは、1.1764レベルでNYオープン。朝方は、欧州議会でドラギECB総裁がインフレ上昇について「比較的力強い」とタカ派な見方を示したことや、米アパレル会社による伊アパレル会社の20億ドル相当の買収発表が近いとの報道を受けユーロ買いが強まったことから、ユーロドルは1.1815まで上昇する。その後はドルが買い戻される展開に1.1756まで反落する。午後に入り1.1775まで戻す局面もあったものの、ドル買い戻しが継続したことから1.1745まで下落し、1.1748レベルでクローズした。先週、ドル円は111.66の安値を付けてから堅調に推移し金曜日には112.88まで上値を伸ばした。昨日はトランプ米政権が2000億ドル相当の中国からの輸入品に10%の追加関税を課す制裁関税第3弾を発動。これに対し中国も直ちに報復を表明し600億ドルの追加関税に踏み切ったが、市場の反応は限定的となりドル円は引続き高値圏での推移となっている。本日から2日間に渡りFOMCが開催される。本会合ではFF金利の誘導目標を25bp引き上げ2.00-2.25%とすることがほぼ確実とされる中、FOMCメンバーが予想する政策金利見通し(ドットチャート)については新しい参加者の影響で長期見通し等に変化が見られる可能性があることや、新たに2021年の見通しが発表されること等から注目が集まる。また、日本時間の本日早朝に、ニューヨークにて第2回目となる日米通商協議(FFR)が開催される予定であったが、急遽米国側からの申し出により本日夜へ延期されることとなった。茂木経済再生相とライトハイザー米通商代表部は協議を行い、日米の市場開放を進め両国経済の発展を促進することで一致する方向だ。これを受けて安倍首相とトランプ米大統領が26日に開く日米首脳会談にて関税交渉の是非を含めて協議し、会談後に共同声明を公表する予定となっている。今後の動きについては、目先はFOMC・日米通商協議の内容次第で上下する展開となるが、前回の雇用統計やISM製造業景気指数などの強い米経済指標に裏付けされている通り、堅調な景気拡大を背景とした米国の漸進的な利上げがドル円の底支えとなり、イベントを通過すればドル円は上値を伸ばしていくと予想する。

コメント