113円台を中心に相場は一旦落ち着きを

113円台を中心に相場は一旦落ち着きを
朝方のドル円は昨日海外時間の米金利上昇の流れを受けて一時114.55まで上昇した後、114.51レベルで東京時間オープン。前日比100円超上昇する局面も見られていた日経平均株価が下落に転じマイナス圏まで沈んだことに加え、約11ヶ月ぶりの高値水準まで上昇してきたことから相応の売り意欲もありドル円は上値の重い推移となり一時114.22まで下落。その後は下げ止まったものの戻りは鈍く、114.36レベルで海外へ渡った。ロンドン市場のドル円は114.36レベルでオープン。IMFのラガルド専務理事が「日本の金融・財政政策はぎりぎりまで拡張しており政策余地の回復が必要」とコメントしたが市場への影響は極めて限定的であった。その後、「本日10年金利が節目とされる0.10%を大幅に超えて推移したにも関わらず日銀がオペを実施しなかったことは円金利の上昇を容認している」との記事が英語で出たことで小幅に円高となり、114.21レベルでNYに渡った。ユーロドルは1.1479レベルでオープン。フィンランド中銀総裁が「現時点において、初回の利上げ時期に関する金融市場の予想は理事会の声明と一致している」とコメントしたことを受け、欧州金利は上昇。ユーロドルは終日上昇基調で推移し、米国・アジア時間の下げ幅を縮小した。1.1505レベルでNYに渡った。 ドル円は114.21レベルでNYオープン。朝方発表された米新規失業保険申請件数は予想を下回ったが、ドル円の反応は限定的となる。しかし、株式市場では金利高を嫌気し利益確定の売りが強まり、ダウが250ドル安となる局面では円買いが急速に強まり、114円を割り込み113.64まで下落する。午後は、株式市場が下げ渋ったことからドル円も下げ渋り、翌日の米9月雇用統計を控え、113.80付近での推移が続き、 113.92レベルでクローズした。一方、米金利高を受け一時1.1463まで下落したユーロドルは、その後は米金利が反落する展開を受け買戻しが強まり、1.1505レベルでNYオープン。朝方はドル売りが先行したことから1.1542まで戻すが、株安を受けたユーロ円の売りにユーロドルは上値を切り下げ1.1493まで反落する。午後は、下げ渋る株式市場を横目にユーロ円の買戻しが強まり、ユーロドルはサポートされ1.1515レベルでクローズした。ドル円相場は一時的なドル売りの流れに売り押される場面が増えそうだ。前日東京時間の円安進行とは打って変わって昨晩海外時間は114円台前半から一時113.64までドル円相場は反落した。先日開催されたFOMC以降、FEDによる米政策金利引き上げの継続を前提にドル円相場は底堅く推移してきた。一昨晩はパウエルFRB議長が政策金利が中立金利を超えて引き上げられる可能性について言及したことを受けた金利上昇からドル円の上昇は加速したが、昨晩は米金利上昇の経済活動への影響が懸念され株価が押し下げられたことでドル円相場は反落することになった。米金利引き上げを好感したドル買いと金利上昇を懸念した株安によるドル売りが交錯して見られた格好だ。今後も基本的には米政策金利引き上げ継続を背景をしたドルの底堅い推移が継続すると考えているが、利上げ期待が高まれば高まるほどリスクオフによる一時的なドル売りが深くなる可能性が大きいのではないだろうか。足元は一旦直近高値近辺であった114円台半ばまで上昇した後、今年1月以降年初来高値だった113円台半ば付近まで反落し節目のレベルをこなしている為、113円台を中心に相場は一旦落ち着きを取り戻し小動きな展開になると考えている。

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