ドル円相場は当 面底堅い展開

ドル円相場は当 面底堅い展開
朝方のドル円相場は先週金曜日の流れを引き継ぐ格好でじり高推移となり約11ヶ月ぶりの高値水準となる 113.85まで上昇。9月日銀短観調査が発表されるも市場の反応は限定的となり113.80レベルで東京時間オープン。 仲値にかけてドル買いが強まり113.96まで上昇。目となる114.00を上抜けることはできなかったものの、その 後は目立った新規材料のない中で113.90近辺での底堅い推移が継続。113.95レベルで海外へ渡った。ロンドン市場のドル円は113.95レベルでオープン。114.00を上抜けする局面も見られたものの、新規材料ない中 で上昇に一段の拍車がかかる展開とはならず、動きに終始。113.91-114.05円の狭いレンジ内での推移が続き、 結局113.97レベルでNYに渡った。ユーロドルは1.1593レベルでオープン。引き続きイタリア予算案についてのコ メントが各方面から伝わる中でユーロは上値重く推移。欧州株が堅調に推移したこともあり一時1.1619まで上昇 する場面もあったが1.1599レベルでNYに渡った。ポンドドルは1.3034レベルでオープン。朝方発表の英9月製造 業PMIが予想を上回りポンドは1.3060まで買われるが上値は重く昼過ぎには1.3017まで売られ1.3024レベルで NYに渡った。米国とカナダがメキシコをむ3カ国協定を維持することで合意したことから、カナダドル円が上昇する動きにド ル円は下値をサポートされ、海外市場で一時114.05まで上昇し、113.97レベルでNYオープン。朝方は米9月ISM製造業景況指数が予想を下回り、ドル円は113.89まで下落するが、その後はユーロ売りドル買いが強まったことから 114.06まで上昇。午後は新規料に欠ける中、113.90付近での推移が続き、113.98レベルでクローズした。一方、 ユーロドルはイタリアの赤字計画がユーロ圏で受け入れられないとの見方から、海外市場で一時1.1574まで下落 し、1.1599レベルでNYオープン。朝方はイギリスがブレグジット合意に向け、アイルランド国境問題で妥協案を計 画しているとのヘッドラインが好感され、ユーロドルは1.1625まで上昇するが、イタリアに対する懸念は強く、戻 り売りに1.1564まで反落する。午後はショートカバーからやや値を戻すものの上値は重く、1.1579レベルでク ローズした。
先月末のFOMCでは利上げが決定される中、メンバーの政策金利見通し(ドットチャート)においては2020年頃の利上げ打ち止めが示唆されており、中長期的なスパンではドル安円高方向の推移を変わらず想定。しかしながら昨日発表のISM景況指数(市場予想はやや下回ったものの、景気拡大・縮小の分かれ目とされる50を依然大きく上回るをはじめとして米経済指 「標は堅調さを維持、ハト派とされる複数のFRBメンバーも利上げ見通しを引き上げている様子であり、利上げが米経済を オーバーキルするような展開は時期尚早か。ドルが底堅い地合は想定以上に続きそうである。また足元では円などのリスク回避通貨安、債券安(金利上昇)、株高、とリスクオンの様相を呈している。懸念された貿易 「摩擦が、市場関係者が警戒したほど激化していないことはこれに寄与していそう。米国は日本・欧州との間では対話の姿勢を見せており、懸念されたカナダとの交渉も、メキシコを含む三国間協定(USMCA)が存続する形で先ほど決着を迎えてい 「る。対中においては長期化が予想されるものの、米中間の応酬を横目にダウ平均などは最高値を更新し、現在も高値圏で推移を続けている。中国が実施する(あるいは企図している各種景気刺激策により、貿易摩擦の影響や新興国経済への打撃が 一部抑えられるとの見方もありそうで、また原油価格の上昇も株式市場にはポジティブだ。足元リスクオンムードが広がり、主要国通貨における米ドルの優位性が短期的には揺るぎそうにない中、ドル円相場は当 面底堅い展開を続けるだろう。

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