アメリカ株に投資。米国 株価指数先物(S&P500、ナスダック、ダウ)

アメリカ株に投資したいと考えている人

アメリカ企業の株を買いたいな。
アメリカの株にも日経225先物のような株価指数先物があるのかな?
それとS&P500、ナスダック、ダウの違いも知りたい。

このような疑問にお答えします。

 

株価指数への投資ならリスク分散効果が期待できます。また株価指数は、アメリカ経済全体と連動する傾向がありますので日本の経済ニュース等でも情報をキャッチしやすいです。
先物取引には、取引できる期限(限月)がありますが、この限月をなくし継続取引ができる株価指数先物CFDもあります。CFDの先物取引は、証拠金取引でレバレッジを10倍まで効かせられ投資可能資金よりも多くの売買ができます。

ここでは、アメリカ株価指数に焦点を当て、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500、ナスダック、ダウのどれが自分に合っているかの判断材料を掲載しています。また、アメリカ株価指数への投資方法として、株価指数先物CFDを紹介しています。

※本記事では、ダウ工業株30種平均をダウ、ナスダック総合指数をナスダック、アメリカ合衆国(米国)をアメリカと表記しています。株価指数の価格やチャートは、株価指数先物CFD(ナスダックはナスダック100指数)です。

 

目次
アメリカを代表する株価指数は、S&P500、ナスダック、ダウの3つ
価格上昇の違いからアメリカ株価指数を選定
S&P500、ナスダック、ダウを構成銘柄の違いから選定
株価指数の計算方法の違いから選定
株価指数を売買したい場合は

長文のなので、結論から書きます。
長期はS&P500のETF、短期はナスダックのETF or CFD。

アメリカを代表する株価指数は、S&P500、ナスダック総合指数、ダウ工業株30種平均の3つです。
日本では、ダウが有名ですがアメリカではS&P500が人気です。
長期的な運用に向いているのは、S&P500のETFです。
有名な投資家のバフェット氏もS&P500を推奨しています。
短期的な売買で運用益を狙う場合は、ナスダック総合指数のCFDが向いています。
ナスダック総合指数は、価格変動が激しくハイリスク・ハイリターン投資です。

アメリカを代表する株価指数は、S&P500、ナスダック、ダウの3つ

アメリカを代表する株価指数は、S&P500、ナスダック、ダウの3つがあります。この株価指数は、日本の経済ニュースでも現在の価格が放送されています。
S&P500、ナスダック、ダウには、種類などもありますので、先にS&P500、ナスダック、ダウについて少し説明します。

S&P500

S&Pとは、アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社のことです。
スタンダード・アンド・プアーズ社がアメリカの主要3市場(ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQ)に上場している企業の中から選出した代表的な企業500社の株式を時価総額加重平均したものがS&P500です。
S&P500は、構成している銘柄が多いため、アメリカの景気状況を正しく反映しているという方もいます。
S&Pを冠するアメリカの株価指数には、以下の種類があります。
S&P500 – 大型株500銘柄で構成。
S&P100 – S&P 500の構成銘柄で時価総額が特に大きい超大型株100銘柄で構成。
S&P400 – 中型株400銘柄で構成。
S&P600 – 小型株600銘柄で構成。
S&P1500 – 大型株、中型株、小型株の合計1500銘柄で構成。

ナスダック

ナスダックとは、全米証券業協会によって1971年から開始されたコンピューターネットワークによる証券市場システムの名称です。ナスダックの本来の意味は、証券市場システムとなります。
ナスダックには、ナスダックに上場しているすべての銘柄を対象に算出しているナスダック総合指数があります。
日本の経済ニュース等でナスダックと価格を表記している場合は、ナスダック総合指数のことです。
その他にナスダック100指数があります。ナスダック100指数は、ナスダックに上場する金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です。

ダウ

ダウには、複数の種類があります。
ダウ工業株30種平均、ダウ輸送株20種平均、ダウ公共株15種平均と、この3つをあわせたダウ総合65種平均です。
「ダウ」とだけ言った場合は、ダウ工業株30種平均のことです。
また、「工業株30種平均」は、必ずしも工業系に限らず、情報通信業やサービス業などの銘柄も含まれています。

アメリカを代表する株価指数は、S&P500、ナスダック総合指数、ダウ工業株30種平均です。

 

価格上昇の違いからアメリカ株価指数を選定

月足の終値ラインチャートでS&P500、ナスダック100指数、ダウを見て比較してみます。
※株価指数のチャートは、株価指数先物CFD(ナスダックはナスダック100指数)を使用しています。

チャートで比較(月足の終値ラインチャート)

S&P500、ナスダック100指数、ダウのチャートは、総じてどれも似ています。
S&P500とダウは、とても似ています。ナスダック100指数は、少し違いが見られます。

↓S&P500 

↓ナスダック100指数

↓ダウ

価格の変化で比較

2004年から2018年までの価格と前年比増減率の表です。

※価格は、毎年1月の始値です。小数点以下を四捨五入しています。
※株価指数の価格は、株価指数先物CFD(ナスダックはナスダック100指数)を使用しています。

S&P500 ナスダック ダウ
連番 価格 前年比
増減率
価格 前年比
増減率
価格 前年比
増減率
1 2004 1,111 1,473 10,417
2 2005 1,214 9% 1,628 11% 10,781 3%
3 2006 1,255 3% 1,658 2% 10,780 0%
4 2007 1,434 14% 1,780 7% 12,539 16%
5 2008 1,479 3% 2,111 19% 13,333 6%
6 2009 900 -39% 1,210 -43% 8,715 -35%
7 2010 1,114 24% 1,865 54% 10,382 19%
8 2011 1,256 13% 2,220 19% 11,543 11%
9 2012 1,273 1% 2,317 4% 12,373 7%
10 2013 1,443 13% 2,686 16% 13,174 6%
11 2014 1,838 27% 3,575 33% 16,471 25%
12 2015 2,055 12% 4,240 19% 17,781 8%
13 2016 2,038 -1% 4,595 8% 17,348 -2%
14 2017 2,241 10% 4,877 6% 19,755 14%
15 2018 2,674 19% 6,403 31% 24,728 25%

 

倍率(2004年 対2018年)

S&P500 2.41倍
ナスダック 4.35倍
ダウ 2.37倍

 

ナスダックが4.35倍と、S&P500とダウを大きく引き離しています。
ナスダックは、成長企業を重視していることからこのような結果が出たと思われます。
ナスダックは、各年の前年比増減率が大きい傾向が見られますので、この性質も踏まえて選定した方が良いと思われます。

 

S&P500、ナスダック、ダウを構成銘柄の違いから選定

S&P500、ナスダック、ダウの株価指数は、構成する銘柄に違いがあります。
アメリカの株価指数に投資する場合は、構成銘柄の違いに着目しご自身に身近な産業や応援したい産業が多く含まれる株価指数を選択するのも良い方法のひとつです。
株価指数の構成銘柄は、ETF(上場投資信託)のカタログを見るとわかります。
ETFは、アメリカの株価指数に投資できる金融商品です。本記事は、株価指数先物をテーマとしていますのでETFについての記載は省きます。
それでは、S&P500、ナスダック、ダウの構成銘柄を紹介します。

S&P500

S&P500は、500社の株価から計算する方式を採用しています。分野にも偏りが少なく、アメリカの株式市場全体の動きを表す指数として欠点が少ないとも言われています。より広範囲に分散投資できるのがS&P500です。
S&P500は、アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど情報技術系の産業が上位を占めています。
S&P500の上位銘柄や業種別構成比率は、こちらに掲載されています。
SPDRスパイダー: ホーム > 関連情報 > ETF商品概要一覧
SPDR S&P 500 ETF (SPY US) 運用レポート(PDF)

ナスダック

ナスダック総合指数は、ナスダック100指数連動のETFでおおよその構成が分かります。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Google)と世界を代表する情報技術系の企業がとても多いです。ナスダックは、成長企業を重視していることから、他の株価指数と比べ値動きが大きいことが特徴です。

ナスダック100指数の上位銘柄や業種別構成比率は、こちらに掲載されています。
Invesco PowerShares Capital Management LLCのNASDAQ100連動ETF

ダウ

ダウは、30の銘柄で構成され1つの企業の動向に大きく影響を受ける傾向があります。
構成銘柄が30社のためS&P500やナスダックと比べると企業数がとても少なく感じます。その代わり1社当たりの比率が高いので、お目当ての企業が多い場合は、ダウも検討材料となります
上位の銘柄は、ボーイング、ゴールドマン・サックス・グループ、3Mなどです。
ダウの上位銘柄や業種別構成比率は、こちらに掲載されています。
SPDRスパイダー: ホーム > 関連情報 > ETF商品概要一覧
SPDRダウ工業株平均ETF (DIA US) 運用レポート(PDF)

 

株価指数の計算方法の違いから選定

株価指数には、株価平均型と時価総額加重型があります。
株価指数の算出方法の違いから、米国ならダウよりもS&P500、日本なら日経225よりもTOPIXを選ぶ人もいます。
日経225とダウは、株価平均型。
TOPIXやS&P500などは、時価総額加重型。

世界的には、時価総額加重型が大半を占めます。日経225とダウの株価平均型は、少数派となります。
それでは、株価平均型と時価総額加重型について説明します。

株価平均型とは

株価平均型の株価指数とは、計算の対象である個々の銘柄(構成銘柄)の株価を合計し、それを一定の数で割ることで算出します。シンプルな株価平均を算出しています。

時価総額加重型とは

世界の株価指数の大半は、時価総額加重型です。
代表的な指数にTOPIX(東証株価指数)や米国のS&P500、ナスダック総合株価指数などがあります。
時価総額加重型は、構成銘柄の時価総額(株価に上場株式数を掛け合わせたもので、その銘柄の資産価値を表します)の合計額をある一時点の時価総額の合計額で割って算出します。ある過去の一定時点と比較して、計算時点の時価総額がどれくらい増えたか減ったかということを表すものであり、資産としての株式の価値の変動を示すものといえます。

世界の代表的な株価指数を株価平均型と時価総額加重型に分類したものが次の表です。

株価平均型と時価総額加重型の代表的な株価指数

株価平均型 時価総額加重型
日経225(日本)
ダウ工業株30種平均(米国)
TOPIX(日本)
S&P500(米国)
ナスダック総合指数(米国)
FTSE100指数(英国)
DAX指数(ドイツ)
CAC40指数(フランス)
上海総合指数(中国)
香港ハンセン指数(香港)

この株価指数の違いを知っている人は、株価指数の違いから米国ならダウよりもS&P500、日本なら日経225よりもTOPIXを選ぶ人がいます。

 

株価指数を売買したい場合は

日経平均225を直接購入できないように、S&P500、ナスダック、ダウも直接購入することができません。

株価指数は、複数の株価から計算した値であり、現物の株は存在しないからです。

S&P500、ナスダック、ダウなどの株価指数に投資を行いたい場合は、株価指数先物や株価指数先物CFDでの売買か、株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の購入となります。

 

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、特定の株価指数、債券指数、商品価格(商品指数を含む)などに連動することを目的に運用される投資信託のことです。S&P500、ナスダック、ダウや日経225、TOPIX、など先進国における代表的な株価指数や、BRICsなどの新興国の株価指数を連動対象とする銘柄にも投資できます。
ETFは、多数の証券会社が取り扱っています。ご興味ある方は、お付き合いのある証券会社にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

株価指数 先物

株価指数には、先物があります。
先物取引とは、将来のあらかじめ定められた期日に特定の商品(原資産)を現時点で取り決めた価格で売買する事を約束する取引です。

取引形態 取引所取引
限月 あり
信託保全 取引所への直接預託

先物には、限月があります。

・限月(げんげつ)とは、

先物は、取引できる期間が決まっています。この期間の満期月を限月と呼びます。 国内の先物取引では、3月、6月、9月、12月が限月となります。満期日の前営業日である取引最終日まで反対売買をしない場合は、自動的に決済されます。
株価指数の先物取引を行う場合は、取引できる期日が定まっていますので、限月につて理解した上でお取引する事を推奨します。

株価指数 先物 CFD

先物とCFDは、限月の有無や取引形態、信託保全等で異なります。

取引形態 店頭取引
限月 なし
信託保全 あり

CFDには、限月がありません。
FX取引を行っている方であれば、CFDの方がFXに似た取引ができます。

限月:なし
信託保全:あり
レバレッジ:10倍(証拠金取引)
ロスカット機能:あり
取引方法: Windows PC、スマートフォン、タブレットから専用アプリで売買

 

終わりに

日本の経済ニュースでは、アメリカの株価指数ではダウを先に取り上げます。
ダウもS&P500も似た動きをしますので、気にしすぎる必要がないのですが、世の中の変化に合わせ新しい方のS&P500を優先した方がよいのではと思います。
さらにS&P500とナスダックを比較すると見えてくるものもあります。
またアメリカの株価指数は、日経225にも強く影響します。
投資判断に大切なこととして「複数の株価指数を見ること」が入ると思います。